2017年1月24日火曜日

【イベントのご紹介】neoneo8号刊行記念イベント


アジアのドキュメンタリー上映会【台湾篇】+トーク


ことばの映画館ライターも多数執筆してきたドキュメンタリーマガジンneoneoが、昨年12月に発売した最新刊の刊行記念イベントを開催します。今回は「アジアのドキュメンタリー」総特集。ワン・ビン、リティ・パン、ジャ・ジャンクーから知る人ぞ知る作品まで幅広く取り上げています。イベントではneoneo編集室・藤田修平がプロデュースし、NHKBSでもオンエアされたドキュメンタリー映画『緑の海平線〜台湾少年工の物語〜』(07年、60分)と、NDU(日本ドキュメンタリーユニオン)が台湾のタイヤル族を撮った『出草之歌 台湾原住民の吶喊 背山一戦』(05年、120分)の2本を上映。貴重な機会ですので、ぜひ足をお運びください。


チケット予約:http://www.uplink.co.jp/event/2016/47254

neoneo HP:http://webneo.org/archives/41391

〈上映作品解説〉

『出草之歌 台湾原住民の吶喊 背山一戦』
(120分/2005年/日本)

撮影・編集:井上修 企画・制作:NDU 
出演:高金素梅、飛魚雲豹音楽工団ほか

靖国神社に合祀された高砂義勇隊の魂の返還を求める、タイヤル族の立法議員・高金素梅(チワスアリ)。彼女と連携する飛魚雲豹音楽工団は、音楽活動を通して社会的弱者である台湾原住民を支援する。元来文字を持たない台湾原住民は、歌によって彼らの文化・習俗を伝承してきた。彼らの歌をふんだんに取り入れることで、彼ら台湾原住民の文化・風俗習慣、歩んできた道を描く。(文=稲見久仁子)

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『緑の海平線 ~台湾少年工の物語~』
(60分/2006年/台湾、日本)

監督:郭亮吟 プロデューサー:藤田修平

第二次世界大戦中、日本の労働力不足を補うために台湾で海軍工員の募集が行なわれた。仕事をしながら勉強できるという条件で約8千名の台湾の子供たちが、故郷を離れて、神奈川県大和市にあった海軍空C廠にやってきた。子供たちは日本各地の軍需工場に派遣され、さまざまな軍用機の生産に従事した。戦況が悪化するなか、空襲によって多くの子供たちが犠牲となり、その後、彼らは困難に直面しながら波乱に満ちた人生を送ることになる……。

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